🚀 グループホーム経営者のための
Claude Code 活用ガイド

「普段の手作業をAIに任せる」最初の一歩
初級 → 中級 → 参考事例まで
作成:けるやま(佐藤 康平)

1そもそもClaude Codeって?

💡 ひとことで言うと
パソコン上で動く「秘書+アシスタント+エンジニア」が全部入った相棒
調べもの・文章作成・Excel処理・ホームページ修正・アプリ開発まで、ぜんぶ日本語で指示できます。

ChatGPTと何が違うの?

観点 ChatGPT Claude Code
主な使い方 ブラウザで会話 パソコンのファイルを直接読み書き
Excel・PDF・画像 都度アップロード パスを渡せばそのまま操作
Gmail・カレンダー 連携アプリ次第 標準で接続可能(コネクタ機能)
ホームページ修正 提案までで止まる WordPressの実ファイルを修正
料金 月20ドル〜 月20ドル〜(Maxプランなら月100〜200ドル)
✨ 結論
「自分の手元にあるファイル」を扱わせる用途なら、Claude Codeが圧倒的に楽。
グループホーム業務は「ExcelやPDFやスプシで完結している作業」が多いので相性◎。

2考え方:「手作業を渡す」が入口

🎯 一番大事な視点
Claude Codeは「機能から覚える」より「自分の手作業を渡す」と考えるのが早いです。
「これ毎月めんどくさいな」「これ転記ミスしそうだな」と感じる作業を、そのまま投げてください。

グループホーム経営でよくある「投げどころ」

📊毎月の数字回り

給与計算、処遇改善の配分、国保連入金の突合、光熱費の集計

📅シフト・人員配置

シフト下書きのチェック、配置基準の自動判定、希望休のとりまとめ

📋書類・申請

加算届、変更届、就業規則ドラフト、集団指導資料の要約

✉️メール・連絡

家族向け報告メール、行政提出文の添え状、求人応募者への返信

🌐ホームページ

空室情報の更新、お知らせ追加、料金表の修正

🔍制度・通知の理解

厚労省PDFを噛み砕く、加算区分の判定フロー、自分用チートシート化

💬「ヒロさん、普段やってる手作業で『これ毎月めんどくさいな』『これ転記ミスしそうだな』って思ってる作業ありますか?それClaude Codeに渡せば、だいたいなんとかなりますよ」

3初級:今日からできる使い方

🟢 ファイル操作なし・会話だけ

まずは「ChatGPT感覚」で日本語で投げるだけの使い方。準備ゼロで始められます。

① 制度・通知の調べもの

処遇改善加算の最新の配分ルール(令和8年度版)を、グループホーム経営者向けに噛み砕いて教えて。
特に「基本給と賞与の配分制限」「キャリアパス要件Ⅳの460万円配置」あたりを重点的に。

② メール下書き

利用者ご家族向けに、月次の生活状況報告メールを書いて。
今月のトピックは「○○さんの通院対応」「夏祭りイベント参加」「医療費請求書の同封」。
丁寧だけど堅すぎないトーンで。

③ 議事録・面談メモの整理

ファミレスで2時間の職員面談したあとの走り書きメモを、写真or文字で投げる:

このメモを「①職員の希望・困りごと ②次回までの宿題 ③会社として対応すること」の3つに整理して、Wordに貼れる形式で出して。

④ 求人票・案内文

ジョブメドレー用の世話人募集の求人票を作って。
時給1,250円、夜勤あり、週1日からOK、ふじみ野駅から徒歩○分、未経験歓迎。
40〜60代の主婦層に響くトーンで。

⑤ 制度ガイドのHTML化(このページと同じ要領)

処遇改善加算の最新通知(添付PDF)を読んで、自分の事業所用の早見表をHTMLで作って。
スマホでも見やすいように、加算区分・要件・計算例を視覚的にまとめて。
✨ ポイント
まさに今ご覧のこのページも、埼玉県の処遇改善加算ガイドを読み込ませて、自分用ガイドを作ってもらったのと同じ作り方です。
「自分の頭の整理」と「スタッフ共有資料」を兼ねるので一石二鳥。
📘 けるやまの実例:処遇改善加算をこう整理しました
実際にClaude Codeに通知文書を読ませて、自分の頭を整理するために作ったガイドはこちら。
全11セクション(制度概要/令和8年度改正/加算区分/要件/計算例/FAQまで)を1ページにまとめています。
→ 処遇改善加算 完全ガイドを見る

⑥ チェックリスト・マニュアル化

集団指導の通知PDFを読んで、うちのグループホームが「監査までに揃えるべき書類リスト」をチェックリスト形式で出して。

⑦ 規程類のドラフト

処遇改善加算のキャリアパス要件Ⅰ・Ⅲに沿った給与規程・等級表のたたき台を作って。
うちは世話人・サビ管・管理者の3階級。社労士に渡す前提でいい感じに。

⑧⑨⑩ その他、毎日の細かいタスク

4中級:Excel・PDF・スプシを直接触らせる

🔵 ファイルパスを渡す・操作させる

ヒロさんの日常はほぼExcel上にあるので、ここが一番効果が出る領域です。Claude Codeに直接ファイルを読ませて作業させると、毎月の数時間がゼロになります。

① 給与Excelの監査チェック

😩 これまで

月末に全員分の給与を電卓で検算。最低賃金を割ってないか目視チェック。

😊 これから

Excelファイルを渡して「全員分検算して、最低賃金違反があったら指摘して」と一言。

~/Documents/給与/2026年5月_給与計算.xlsx を読んで、
全員分の「時給×実働時間 + 処遇改善 ≥ 東京最低賃金1163円」を検算して。
違反者がいたら名前と不足額を出して。

② 処遇改善の配分シミュレーション

今期の処遇改善加算の入金見込みが260万円。
基本給UP・毎月手当・賞与の比率を「7:1:2」「5:2:3」「3:3:4」の3パターンで配分シミュしてExcelに出して。
それぞれ年間の手取り変化と社保負担額も一緒に。

③ シフト表の人員配置チェック

来月のシフト表(添付Excel)を読んで、
区分別の必要配置時間(区分2-3:77単位、区分4以上:83単位)を満たしているか日別に判定して。
不足してる日があれば一覧化。

④ 国保連入金と請求の突合

総額(請求ソフト)から出した請求一覧CSVと、国保連からの入金通知CSVを突合して、
差額がある利用者・月をリスト化して。
原因も推測してくれると嬉しい。

⑤ ホームページの更新

ヒロさんが気にしてた「空室情報を直したい」がここに該当
WordPressのログインだけ最初に通せば、あとはClaude Codeが直接ファイルを修正してくれます。
うちのHP(WordPress)の空室情報を更新して。
今は「空室3部屋」になってるけど、新規入居が決まって「空室1部屋」に。
あと、お知らせ欄に「夏祭り開催のご案内(8月10日)」を追加して。

⑥ 加算届・変更届のドラフト

区分構成が変わって、6月から夜間支援等体制加算(I)を1人配置→2人配置に変更したい。
変更届の書類一式(埼玉県様式)のドラフトを作って。

⑦ MFクラウドの仕訳チェック

MFクラウドからエクスポートした仕訳CSV(添付)を読んで、
処遇改善加算の入金が「事業収入_処遇改善加算」勘定で正しく計上されているかチェック。
科目間違いがあったら指摘して。
✨ 中級の効果イメージ
けるやまの実感では、毎月のExcel・スプシ作業の60〜70%が自動化できます。
最初の依頼に20分かければ、翌月以降は「先月と同じパターンでお願い」だけで終わります。

5連携系:Gmail・カレンダー・ChatWorkを横断

🔵 コネクタ機能で他サービスと接続

Claude Codeにはコネクタ機能があり、Gmail・Googleカレンダー・Notion・ChatWork・LINE WORKSなどのサービスを横断して情報を集められます。

① 朝のToDo整理(けるやまの定番運用)

今朝の Gmail新着・Googleカレンダー本日予定・Notion未完了タスク を全部見て、
今日やるべきことを優先度順に5つ出して。
※Slackやチャットワークも追加可能

② 月次ルーティン

📅月初

前月の請求実績集計 → 国保連請求の準備リマインド → MF仕訳の整合チェック

📅月中

シフト確定→スタッフへ通知 → 集団指導の期日チェック → 加算届の提出締切確認

📅月末

給与計算ドラフト → 処遇改善実績記録更新 → 翌月のシフト依頼開始

③ ChatWork・LINE WORKS連携

API連携設定すれば、職員からの連絡を自動で集約・優先度判定できます。

ChatWorkの「ひだまり職員グループ」の今週の未読メッセージをスキャンして、
①緊急対応が必要なもの ②返信待ちのもの ③共有事項 に分類して一覧化して。

④ Google Driveの整理

Google Driveの「GH事業」フォルダ配下にある届出・記録類をスキャンして、
カテゴリ別(加算届/集団指導/監査記録/契約書)に整理した一覧表を作って。
不足してそうな書類があったら指摘して。

6参考:けるやまが今やっている使い方

🟣 自社専用アプリ開発(ここまでやる必要なし)

「ここまでできる」の天井を知ってもらうための参考。
けるやまはClaude Codeで、グループホーム運営の自社専用Webアプリを構築・運用しています。

① ひだまり業務気づきアプリ

スタッフ8名(40〜60代)が共有iPhoneから無記名で「日誌に書きにくい改善点・ヒヤリハット」を投稿 → AIが自動分類 → 既存マニュアル(Word)を参照しながら改訂案を自動生成

② シフト作成+スタッフポータル

キングオブタイム的なSaaSをグループホーム1拠点向けに自社で作っているイメージ。

📷 ※ 実画面のスクリーンショットを後で差し込み予定
(シフト表画面・人員配置基準クリア状況・希望休申請画面など)

③ 月次収支シミュレーション

シフト表と連動して、その月の売上・人件費・固定費・損益をリアルタイム表示。

④ 電気・ガス代の全自動取得(ヴェルドミール20部屋)

🤖 ヒロさんの「Excel転記の手間ゼロ」を究極まで進めたバージョン

TEPCO(電気)+ TOELL(ガス20アカウント)の毎月の請求を全自動で収集→スプシ→管理画面DBに登録。

⑤ MFクラウド・スプシ・KnowBe・給与インポート連携

請求・支払・他収入・他経費を全部1画面に集約。会計ソフト(MF)と連携して仕訳の二重入力をなくす方向で構築中。

💡 ヒロさんへの伝え方
「ここまでやる必要はない」けど、
「ExcelとMFと総額に散らばってる作業を1つのWebアプリに集約できる」
「スタッフの希望休もLINEじゃなくWebで受けられる」
「電気代を毎月チェックする手間をゼロにできる」
という未来像があります。最初は初級・中級から入って、運用が安定してから「ここをアプリ化したい」が出てきたタイミングで検討するのが現実的です。

7何から始めるか(おすすめロードマップ)

Week 1 初級:会話だけで使い倒す
毎日1回は「Claude Codeに聞いてみる」を習慣化。制度の調べもの・メール下書き・議事録整理など。
Week 2 中級スタート:給与Excelを渡してみる
「最低賃金チェック」「処遇改善配分シミュ」など、ヒロさんが今悩んでる領域から。
※一番ROIが大きいのでここを最初に
Week 3 WordPress・MFと連携
空室情報の更新、仕訳チェックなど。一度成功体験を作ると一気に景色が変わる。
Week 4〜 朝のToDo整理を仕組み化
Gmail+カレンダー+ChatWorkを横断するルーティンを作る。
ここまで来たら「Claude Codeなしの仕事」に戻れなくなります。
数ヶ月後 困った領域だけアプリ化を検討
シフト・収支・スタッフポータルなど、ヒロさんの運用に合わせて。
けるやまに相談してください。

最初の3つの「投げどころ」候補

💰① 給与計算Excelのチェック

最低賃金違反検出+処遇改善配分シミュ。今ヒロさんが一番悩んでる領域。

効果:毎月2〜3時間 → 10分

🌐② HPの空室情報更新

「半年前のまま」になりがちな空室・お知らせ欄を、思い立ったときにすぐ更新。

効果:機会損失の削減+見学申込増

📋③ 集団指導資料のチェックリスト化

長いPDFを読み込んで、自社用の対策チェックリストに変換。監査対策にも◎。

効果:「読まずに放置」を脱却

8よくある質問

Q1. プログラミングできないけど大丈夫?

全く問題ないです。すべて日本語の会話で完結します。けるやまもプログラミングのコードは書いていません(Claude Codeに書かせています)。

Q2. 設定や初期セットアップが大変そう…

初期設定はインストール+コネクタ設定で30分くらいです。最初だけけるやまに画面共有でサポートしてもらえば、その日から使えます。

Q3. 月額いくら?

個人プラン月20ドル(約3,000円)から始められます。けるやまのように本格活用するならMaxプラン(月100〜200ドル)。採用コスト10万円が1人減るだけで余裕でペイします。

Q4. 情報セキュリティは?利用者情報を渡しても大丈夫?

Claude(Anthropic社)はSOC 2 Type II・HIPAA準拠など企業向けのセキュリティ認証を取得しています。とはいえ、個人情報そのもの(氏名・生年月日など)は匿名化して渡すのが原則です。

Q5. Excelファイルを渡すって、どうやって?

パソコン上のファイルパス(場所)を伝えるだけです。「~/Documents/給与計算.xlsx を読んで」と言えば、Claude Codeが直接ファイルを開いて読み取ります。

Q6. 間違った操作されないか心配

ファイルを書き換えるときは必ず確認を求められます(許可制)。また、編集前に元ファイルのバックアップを取るよう指示することもできます。

Q7. うちのスタッフ(60代主婦)にも使わせたい

スタッフ向けは「Webアプリ化」が現実的(けるやまのひだまり業務気づきアプリ参照)。Claude Code自体は経営者・管理者が使う道具と考えるのがおすすめ。

Q8. 困ったときどうする?

けるやまに聞いてください。立川オフィス来訪タイミングで対面、もしくはオンラインでサポートできます。リベシティのDMでもOK。